センチメンタル・メロディ
【2025.02.09 有馬信一主催 肝試し会 曲解説より】
もともとは、依頼された映画音楽として作曲しましたが、彼は、「音楽に映像が合わせるべき」という考えだったため、監督と意見が合わず勝手にアレンジされため、機嫌を損ね、それらの曲を組みなおし「アマゾンの森」という声楽と管弦楽の曲集にしました。
この「センチメンタル・メロディ」はその中の１曲で、オーケストラをバックにソプラノが歌い上げる夜に輝く月の美しさをうたった恋の歌です。彼が生涯に書いた作品の中で最も美しく印象的な旋律と言われています。
【「ネットで楽譜入手」コーナーに掲載している紹介記事】
今、珍しく集中して弾いているのが、ヴィラ・ロボスの「センチメンタル・メロディ」。
ブラジルのクラシックおよびジャズギタリスト、アントニオ・カルロス・リベイロ・バルボサ・リマの編曲版がお勧めと、三良先生から教えてもらいましたが、いやあ、良いですねえ。楽譜は、「PDFCOFFEE」というフリーのサイトに落ちています。
是非、チャレンジしてみてください。
楽譜：PFDcoffee
https://pdfcoffee.com/villa-lobos-sentimental-melody-pdf-free.html
ブラジルの黒人女性、しかもいまだ20代というガブリエリ・レイチによる演奏です
https://www.youtube.com/watch?v=lMsvKStGWwI
ヴィラ・ロボスの「アマゾンの森」のオーケストラと声楽のオリジナルが聴きたい場合は、CD「アマゾンの森」の第９曲目に、「Melodia sentimental」が入っています。
また、同じメロディは、第１１曲目のエピローグでも感動的に使われています。
また、「アマゾン森」をユーチューブで聴くには、下記サイトから全曲の動画が見ることができます。
Villa-Lobos
Floresta do Amazonas
Alfred Heller and Renée Fleming
https://www.youtube.com/watch?v=kH-vVjUo0Mg
「センチメンタル・メロディ」は、最後に近い1:04:00あたりから始ります。また、１時間以上にわたる曲集の最後のエピソードでも、このメロディは感動的にでてきます。是非お聴きください。
