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レコード盤 紹介

レコード盤紹介1「アンドレス・セゴビア」

このコーナーでは、レコード盤の紹介を行います。
レコードは、そこに録音されている音楽はもとより、ジャケットのデザイン、ライナーノートの記載にも芸術的な魅力があります。今日(2020.08.22)から、毎日1枚づつ紹介していきます。

最初の一枚は、大学時代のギター部の大先輩河地先生((九州産業大学芸術学部名誉教授)から譲っていただいた1枚です。

まず、ジャケットがいいですね。セゴビアの左手を中心に、演奏しているセゴビアと、聴衆?がギターのフレットにはめ込まれています。

A面のテデスコのギター五重奏曲作品143、初めて聴きました!テデスコらしい明快で明るい室内楽です。セゴビアトーンも鳴り響きます。ちなみに、1953年の録音だそうです。(私の生まれる前!70年近くたっていますが、とてもクリアな音です!)

B面のハンス・ハウクの曲も初めて聴きますが、こちらも、ちょっとルネサンスのサンス的な雰囲気もあり、とてもなじめます。
ちなみに、スクリャービンの前奏曲があり、ノートにはセゴビア編曲と書いてありますが、タンスマンの「スクリャービンの主題による変奏曲」の主題部分ですね。
リョベートのロ・メストレ、今は、「先生」と呼ばれている曲です。
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レコード盤紹介2 「渡辺範彦 ギター・リサイタル」

2枚目に紹介するのは、それこそ私が学生時代、パリコンで優勝した渡辺範彦氏のLPです。私にとっては、お宝版でしょう。
パリコンでのダウランド等は入っていませんが、B面のタンスマンのカヴァティナ、最高です!!
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レコード盤紹介 3 「王宮の冬の音楽」

ジュリアンブリームの「王宮の冬の音楽」のレコード。
これはまさしく、宝の持ち腐れでした!
購入から40年近く、この価値もわからず・・・・・
今聴くと、何と言いましょうか!氷と暖炉の世界?
この曲が、かなりわかるようになった自分がうれしいです!
今では、お宝LPです。
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▼ 「王宮の冬の音楽」作曲者ヘンツェに関する資料です
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レコード盤紹介4「プレスティ=ラゴヤの芸術」

お宝レコードとしては、これも欠かせない1枚です。いや3枚組なので3枚です。プレスティとラゴヤの二重奏は、その後のブリームとウイリアムスの二重奏等の先駆的な演奏です。5歳年上の姉さん女房的なプレスティ、それ彼女を支えるラゴヤ。ブリームとウイリアムスのライバル同士が奏でる二重奏とはまた違って、本当に、一つの楽器のように響くところも魅力ではないでしょうか。
100年近く前に生まれたプレスティの技術力は、今聴いても素晴らしいです!!
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レコード入りのボックスの表紙

レコード盤紹介5「リオナ・ボイド」

カナダのギタリスト、リオナ・ボイド。当時も、いや今でもそんなに上手いギタリストとは思えないが、私が初めて出会った(演奏を聴いた)女性ギタリストであった。恐らく、ジャケ買いをしたと思う。オーケストラをバックに、イージーリスニング的な演奏ではあるが、癒される一枚です。
▼ ライナーノート
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レコード盤紹介6「アルハンブラの思い出/パークニング」

リオナ・ボイドの紹介をしたついでに、当時のギター界の貴公子のアルバムです。パークニングは、アメリカのギタリストで、わずか12歳でデビューした天才ギタリストです。
当時の自分が、確かに渡辺範彦がいい、とは言っていても、基本は、甘い軟弱系の音楽?(いい意味で癒し系の音楽)を好んでいたかがわかります。
最後に入っているバッハのシャコンヌ、丸っこい音質の性か、今一つ鋭さには欠けますが、きちんとしたテクニックで弾きこなします。
▼ ライナーノート
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レコード盤紹介 7:バレンシア協奏曲/ロドリゴ ペペ・ロメロ

今年(2020.3)からギター協奏曲に凝り、300曲聴きまくったが、その中にも当然このロドリゴとトローバの協奏曲も紹介している。(ギター協奏曲300選を参照ください)
どちらも、名曲と言っていい作品であるが、このレコードを買った頃は、協奏曲は、アランフェス以外は興味がなかったようだ。A面のバレンシア協奏曲もいいが、B面のマラガ協奏曲もいい。このレコード盤においては、どちらもA面である!
ということで、40年ぶりに、このレコードの価値を、この年になって知る!!
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レコード盤紹介 8「テデスコ ギター協奏曲」

レコード盤で聴きなおすと、ちゃんと聴いていたものは懐かしく思い出します。この、アランフェスのB面(このB面という響き、いいですねえ、レトロ感満載で)のテデスコの協奏曲、大好きでした。
ギターはベーレントというのは覚えていましたが、オケは、ベルリンフィルだったのですね。
▼ ライナーノート
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レコード盤紹介 9:南の協奏曲(ポンセ) セゴビア

協奏曲編として、ポンセのギター協奏曲です。正直、この曲もそんなに聴いていませんでした。A面の「ある貴紳のための幻想曲(ロドリゴ)」はそれなりに聴いたように記憶しています。
このレコード、大先輩の河地先生からいただいたLPにも、同じものがあるのですが、こちらのジャケットは、二つ折りの豪華版でした。ライナーノートの内容は一緒です。
▼ ライナーノート
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レコード盤紹介 10:ラニオーのサティ

フランスのギタリスト、ピエール・ラニオーの10弦ギターによるサティ曲集です。珍しさ半分と、おしゃれなジャケットに惹かれて買ったと思います。が、ほとんど聴かなかったようです。覚えていない。
今改めて聴きなおしています。セゴビアトーンの後で聴くと、ちょっとぎすぎすした感じですが、レアものとして聴くことにしましょう。
▼ ライナーノート
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レコード盤紹介 11「山下和仁 大聖堂」

レコードジャケットの山下氏の横顔からみると20代前半の写真かな。彼の大聖堂、パガニーニ、ジュリアーニ、ソル等のヴィトルオーソ的な技巧的大曲を彼の高度なテクニックで弾きまくる。それにしても、ジュリアーニのテンポ、倍速で聴いているような感じ。
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レコード盤紹介 12 「荘村清志 子供の情景」

こちらも、山下和仁氏に負けず劣らず若かりし頃の一枚。自作の編曲がA面にしっかり入っている気合の入った1枚。A面のラヴェルの亡き王女のパバーヌ。
添付のライナーノートには、トロイメライの楽譜付きである。
そういえば、昔のレコードには、楽譜付きのものも結構あった。イエペスの名曲編では、すべての曲の楽譜の縮小版がおまけでついていて、愛用していた。
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レコード盤紹介 13「ミクルカ 悪魔の奇想曲」

今聴いても、B面のラックやコシュキンは、なかなか聴く機会のない曲ばかりである。
演奏者のチェコのギタリスト、ミクルカ、今はどうしているのだろうか。
▼ ライナーノート
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レコード盤紹介 14 「セゴビア プラテーロと私」

残念なことに、ライナーノート紛失。ジャケットの裏面には曲目と演奏時間のみ表示。
これは、セゴビアということより、プラテーロと私のレコードを探して、いくつかある中でジャケ買いした記憶がかすかにある(?)。
このプラテーロのスケッチは、本当にいいですねえ。

レコード盤紹介 15 「セゴビアのすべて」

レコードのタイトルが、「セゴビアのすべて」と凄まじいことになっているが、要するにギターの名曲、アルハンブラや魔笛、アストリアス等のいわゆる名曲を一枚のレコードにしたもの。
んんん、この1枚を聴けばセゴビアのすべてがわかるという、嫌みな意味にとらえることもできるが、そこまで深読みしなくてもいいだろう。
▼ ライナーノートのPDF
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レコード盤紹介 16「ギターの巨匠 セゴビア」 

ソルとタレガのみの代表曲を扱ったレコードですが、ジャケットのことを言えば、結構渋いセンスかと。この渋いセンスるは嫌いではないですが。
曲は、A面の1曲目にソルのグラン・ソロが華やかにきます。現在、早引きには驚かなくなってはいますが、この流れるようなテクニックには、やはり現在でもギターの神様といわれるものがあります。残りの曲は、ソルにしろ、タレガにしろ、明るく、軽快な小品を中心としてまとめています。
ライナーノートには、セゴビア来日の際のコンサートの最後の曲に「アルペジオ練習曲(タレルガ)」と、アルハンブラが紹介されているエピソード等を紹介しています。
▼ ライナーノート
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レコード盤紹介 17「シャコンヌ セゴビア」

当時も今も、そんなにセゴビアファンというわけではないのだが、セゴビアのレコードが多いなあ。このレコードは、大学ギターOB大先輩の河地先生からいただいた1枚ではあるが、セゴビアが続きます。レコードのジャケットに、NO15と同じ写真を使っているのは、同じレコード会社ビクターなので、ちょっと手抜きか。
ただ、ライナーノートに、もともとバッハは、このシャコンヌをリュートのために作曲していたと思われる・・・・等々のとても興味深い記載もあり、読み物としても楽しませてくれます。
▼ ライナーノート
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レコード盤紹介 18「栄光のセゴビア 第1集」

バッハからポンセまでの25曲が2枚のLPに収まっている。今頑張っているポンセの「スペインのフォリア」が最後に入っているが、セゴビア唯一の録音だそうである。
▼ライナーノート
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レコード盤紹介 19「栄光のセゴビアア 第2集」

第1集とセットにないいてる第2集。こちらには、LP1枚で、テデスコのギター協奏曲等が入っている。
今手持ちのLPのうち、セゴビアのものはこれでおしまいである。計8枚のLPを紹介しました。
▼ライナーノート
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レコード盤紹介 20 「イエペス パラウのギター協奏曲」

パラウとオアナのギター協奏曲が入っている。今でも、ギター協奏曲の中でもマイナーな感じの2曲であるが、この当時から聴いていた。ただ、ほとんど理解はしていなかったような感じ。
▼ ライナーノート
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レコード盤紹介 21「イエペス パカリッセのギター協奏曲」

これも、イエペスに傾倒していたころあわせて買ったのだろう(記憶にはないが)。こちらもパカリッセのギター協奏曲とトローバの協奏曲。A面が、パカリッセというのがいいですね。
ただ、せっかくのレコードジャケット、シリーズものと言えどあまりにも工夫がないような。
▼ ライナーノート
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レコード盤紹介 22「イエペス イエペス名演集1」

名演集の1番というにもかかわらず、アヤラ、ピポー、ゴンバウなどのなかなかの作曲家による名曲が!今聴いても、特に、B面は、最初のプーランクのサラバンドだけなじみがあり、あとの3曲に記憶は全くない。それだけに貴重な1枚に今からなるだろう。ちなみに、A面のアヤラの「アメリカ組曲」。今は、「南米組曲」といわれている。が、このライナーノートには、「スペインで、アメリカといえば南アメリカをさす」ということだそうだ。さすがに、今は違うだろう。どうだろうか・・・・?
▼ ライナーノート
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