ユーチューブで聴くギター協奏曲(2)カ
【カルロス・クルズ・デ・カストロ:Carlos Cruz de Castro】
カストロはスペインの作曲家で、スペイン語交響曲作家協会等の共同創設者であり、王立カナリア美術アカデミーの学者を務めるという社会的実力者です。
曲は、約 1 分間程度は、無音の状態で始ります。ギターのボディを軽くたたいている感じです。曲は、この雰囲気が30分ちかく続く、そんな感じです。
ギターとオーケストラのための協奏曲
マドリードから、エイドリアン・リーパーが指揮するRTVEオーケストラが、ギターとオーケストラのための協奏曲を演奏します。(これは、ユーチューブでなく、「alacarta」という配信サイトです)
ギターとオーケストラのための協奏曲
作曲:カルロス・クルス・デ・カストロ
マリア・エスター・グスマン(ギター)
https://www.rtve.es/alacarta/videos/orquesta-y-coro/concierto-para-guitarra-orquesta-carlos-cruz-castro/488989/
【ジャック・カステレード:Jacques Casterede】
ギターとオーケストラのためのギター協奏曲
フランスのピアニスト、作曲家J.カステレードによる「ギターとオーケストラのための協奏曲」です。カステレードは、彼は初等数学で学士号を取得し、その後、パリ国立音楽院に入り、アルマンフェルテの下でピアノ、トニーオービンの下で作曲、オリビエ・メシアンの下で分析を学びました。残念なことに、ユーチューブで聴けるのは、コンサート会場で素人が録音したような相当に音質の悪いものですが、曲の雰囲気は伝わってきます。
Concerto for Guitar and Symphony Orchestra
Jean-Pierre Jumez(Guitar)
https://www.youtube.com/watch?v=w5ePB835lec
【F.M.カニサレス:Cañizares】
アル・アンダルス協奏曲
カニサレスのアル・アンダルス協奏曲です。パコ・デ・ルシアの思い出という副題がついた曲。フラメンコ協奏曲ともいう曲を、カニサレス自身のギターで聴くことができます。フラメンコということで、足を組んだラフな姿勢で、ラフな音で、その雰囲気を醸しだしています。
Concierto Al-Andalus a la memoria de Paco de Lucía
1st Movement
https://www.youtube.com/watch?v=pQf1Ltv7Qfo
リハーサル風景でしょうか終楽章の一部のようです
https://www.youtube.com/watch?v=BH3l2vuJeac
【コンスタンチン・カラヴェシリス:Constantine Caravassilis】
ギター協奏曲「サウダージ」
カナダのトロント生まれのカラヴェシリスのギター協奏曲「サウダージ」。サウダージは、ご存知のように郷愁のような意味合いの言葉です。
作品は、コリリアーノ作品「吟遊詩人」にインスパイアされたもので、ギリシャの古い民謡を用いた協奏曲で、バンソーのために作曲されており、彼は作品が成立する過程でもアイデアを出しています。異国風な佇まいと、抒情的な雰囲気を持ち、ギターの超絶技巧が如何なく発揮されているとても聴きごたえのある協奏曲です。
Saudade
Jakob Bangsø(guitar)
Kaisa Roose(Conductor)
Orchestra: Tallinn Chamber Orchestra
1.Teneramente
https://www.youtube.com/watch?v=r0tlxfCgods
2.Presto e giocoso
https://www.youtube.com/watch?v=EVMDRmEMwz4
3.Adagietto
https://www.youtube.com/watch?v=xY9iZ9DKkl8
4.Cadenza. Con slancio
https://www.youtube.com/watch?v=14f2OnvE1wY
【ジェラルド・ガルシア:Gerald Garcia】
ロルカ協奏曲
イギリス在住のギタリスト兼作曲家のガルシアのギター協奏曲。まずは、「ロルカ協奏曲」からです。この協奏曲は、2台のギターのための協奏曲で、とてもスペイン色の強い曲になっています。
Lorca Concerto
András Csáki、Péter Girán(guitar)
SZEGO I 20. Szeged IGF
https://www.youtube.com/watch?v=0vYyD1Y5BHE
4つのギターとギターオーケストラのための協奏曲
1曲目に続き、こちらもギターオーケストラをバックにした協奏曲で、ギターはさらに2本増えて4本のギターソリストが奏でます。
Concerto for 4 Guitars and Guitar Orchestra
Quarteto Sansemaya(guitar)
https://www.youtube.com/watch?v=uPu_5Tzx3C4
ヴァイオリンとギターためのロマンチック協奏曲
3曲目のガルシアさんのギター協奏曲は、ヴァイオリンとギターのソロのための協奏曲。「ロマンチック・コンチェルト」とタイトルがついるように、なかなかロマンチックな曲です。
Concerto Romantico for violin, guitar and string orchestra audio
soloists Vilhelmas Čepinskis and Sergej Krinicin
the Lithuanian State Symphony Orchestra
conductor Robert Bokor
https://www.youtube.com/watch?v=5KfWBuPRRd0
チャイナ・シングス
4曲目、最後のガルシアのギター協奏曲は、「チャイナ・シング」です。この曲の1楽章は「天烏烏」、2楽章は「彩雲追月」と名のついた中国色満載のギター協奏曲です。China Sings! (Version for Guitar & Orchestra)
Junhong Kuang (guitar)
Czech Chamber Philharmonic Orchestra Pardubice (Orchestra)
Darrell Ang(Conductor)
1.Dark Sky, Silver Clouds
https://www.youtube.com/watch?v=SuXUbgPo648
2.Silver Clouds Across the Moon
https://www.youtube.com/watch?v=gJjAV0le6Po
フェルナンド・カルリ【Ferdinando Carulli】
ギター協奏曲イ長調Op.8、Op140
フェルナンド・カルリのギター協奏曲です。彼のギター協奏曲は、イ長調OP.8と、ホ短調のOp.140「小協奏曲」の二つの作品を聴くことができます。明るいイ長調、ガラッと変わって情緒豊かなホ短調、今日は、この2本立てでご紹介します。
ユーチューブでもいくつかの映像がアップされています。どちらがお好みでしょうか。ちなみに、ホ短調のギタリストは、ティーボ・ガルシアです。(ガルシア氏と比べるのは、ちょっと酷かもしれませんが)
Guitar Concerto Op. 8
The Nicholls Camerata
Ronaldo Cadeu(Guitar)
https://www.youtube.com/watch?v=gI9O31rqO8k
Petit Concerto de Société op. 140.
Thibaut Garcia(chitarra)
Allegro、- Largo、- Allegro
https://www.youtube.com/watch?v=_QaHEc1ddMU
【アベル・カルレバーロ:Abel Carlevaro】
プラタの協奏曲
ウルグアイのギタリストで、教則本でも有名なカルレバーロの協奏曲です。私の知っている範囲では4曲のギター協奏曲を書いていますが、ネットで見つかったのは、この最も有名な「プラタの協奏曲」のピアノ伴奏版とオーケストラ版。ちなみに、ピアノ伴奏版でのギタリストは日本のギタリスト高田元太郎氏で、確か「ギター・ドリーム」のインタビューでも、カルレバーロの弟子として紹介されていました。
Concierto del Plata para guitarra y orquesta
(Reduccion para guitarra y piano)
1er mov. Allegro comodo
2do mov. Larghetto,quasi canzone
3er mov. Allegro spiritoso
Gentaro Takada(guitarrist)
Wakana Saotome(pianisita)
https://www.youtube.com/watch?v=I5kVaZ3kgPA
Orquesta Filarmónica de Mendoza. Director Evandro Matté.
María Isabel Siewers(guitar)
https://www.youtube.com/watch?v=13cNPARu6lk